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エコライフ ドイツと日本どう違う

高松平藏 高松アンドレア

出版社:化学同人
定価:本体1500円+税 四六判・224頁 
2003.6.10 初版発行

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拙著について




2003年6月に『エコライフ ドイツと日本どう違う』という本を夫婦で出版しました。98年からドイツ南部のエアランゲン市を中心に少しづつ取材を重ねてまとめたものです。

拙著の前書きにも書いたのですが、私たちは決して環境問題の専門家ではありません。環境問題についてはドイツに住んでいる、ということから仕事として取材の機会を得たというのが正直なところです。

ただ、ジャーナリストである平藏は、『これからの地域社会がどうあるべきか』、そんな問題意識をもってドイツの地域取材を重ねています。すると、環境問題のように、国に関係なく、各地域で取り組むべき共通の問題や課題が見えてくるわけです。そして、地域の中で具体的にどう取り組んでいるか、どういう歴史や価値観を背景に対策が講じられていくのか。こういうところに目をつけていくと、日独の社会の質の違いがうかびあがってきます。

こんな具合ですから、拙著に関していえば、環境問題を入り口に地域社会の比較文化論の本ともいえますし、日独文化比較を環境問題という切り口で書いたものともいえます。したがって、ゴミ分別など、環境問題にまつわる仕組みやシステムについてはそう詳しく記述していません。こういった情報については、すでにインターネットや書籍などで日本語になったものが多くでています。

むしろ、なぜドイツが環境先進国となり得たか、その背景や歴史について、取材等通じて見えてきたことを盛り込んでいます。そして、アンドレア自身の体験なども盛り込んでいます。願わくば、拙著を読んでくださった方には、『ドイツの事例』を単純に礼賛するのではなく、自分たちが自分の住む地域で何をどうすべきか、というふうに自分の頭で考えるための材料にしてもらえると嬉しく思います。



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ドイツの地方都市は
なぜ元気なのか

小さな街の輝くクオリティ
高松 平藏 著

学芸出版 定価:1890円(本体1800円)

■本について
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2003年9月 高松 平藏 高松アンドレア