ドイツ・エアランゲン在住ジャーナリスト 高松平藏のウェブサイト

エアランゲン市について
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当サイトはドイツ・エアランゲン市在住のジャーナリスト、高松平藏によるもので、エアランゲンを中心に周辺地域のことを書いていることが多い。ここでは、エアランゲンについて簡単に説明しておきたい。

エアランゲン概観
エアランゲンはドイツ南東部、バイエルン州に位置する街。戦後の裁判で世界史の教科書に出てくるニュルンベルグと隣接している。

世界的総合電機メーカー・シーメンスの一拠点であり、またエアランゲン=ニュルンベルグ大学がある。ホワイトカラーと学生の街で、比較的市民層のばらつきが少ない。

外国人市民は約140カ国から。市の人口の15%をしめる。(ドイツ全体の外国人比率が8%程度)

それから筆者の印象としては大学やシーメンス社があるために、外国人といってもホワイトカラーと研究者がけっこう多いように思われる。ちなみに日本人の数は約100人程度いる。

エアランゲン市の紋章

そんなエアランゲンはとりたてて観光資源があるわけでもない。それにしても

・緑の中の小さな大都市
・歴史があってかつイノベーティブ
・医療と大学の町


といったいくつかの横顔がある。2002年にはエアランゲンの1000年記念年を迎えた。

人口は約10万人。77平方キロメートル。1970年代には先駆的に自転車専用道路を整備し、環境共生都市としても知られた。

また毎年『詩人の祭典』、2年ごとに『国際コミックサロン』『フィギュアー・フェスティバル』といった文化フェスティバルがおこなわれている。


小さな大都市の経済力

エアランゲンは『小さな大都市』と呼ばれることがある。もっともこの言い方はドイツの都市ではよく使われる。自治体の規模が全体的に小さなドイツでは10万人クラスの都市を『大規模都市』とされているが、これぐらいの都市になると、けっこうな独自性があり、経済政策もなかなかしっかり行っているところが多い。

とりわけエアランゲンはその代表格といえるだろう。1990年代半ば以降は産官学の結びつきを強め、医療技術に特化して、医療・健康都市にしていく戦略を打ち出している。

その結果、ドイツ国内でもトップクラスの経済発展のポテンシャルをもち、周辺地域をさすミッテルフランケンでも企業にとってトップの立地政策を展開している。(了)

(高松 平藏 2007年12月執筆)

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