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インターローカル ニュース (マガジンID:0000111281)

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配信内容(メールマガジン)について
 名      称 : インターローカルニュース (Interlocal News)
 発      行 : インターローカルジャーナル
 発  行  人 : 高松平藏 
 発  行  日 : 不定期


編集方針
どんなニュース?
アート、文化、NPO、企業、行政、環境問題など様々ですがいずれも『地域』を軸足にしたニュースをドイツ・エアランゲンから配信しています。

◆報道コンセプトは?
基本コンセプトは『インターローカル』。具体的なニュースからグローバル時代の地域のありようを模索します。

社会的役割は?
これからの地域社会を考えるひらめきやヒントを独立したジャーナリズムにのっとり提供していきます。

◆いつからはじめたの?
2000年12月から発行をはじめました。バックナンバーもご覧いただけます。

発行者について
発行者の高松 平藏(たかまつ へいぞう)はドイツ・エアランゲン在住のジャーナリストです。『インターローカルジャーナル』は報道コンテンツプロバイダーとしての『屋号』のようなものとお考えください。発行人の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
《メールマガジン サンプル》
以下のようなメールマガジンがお手元に届きます
(サンプルは直接配信版)

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■■インターローカル ニュース
■■Interlocal News  2003-00-00 (vol. 00)
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・・・Today's Contents・・・
 ◆ 【ニュース】  環境配慮型のオフィスを目指せ
 ◆ 【ニュース】 電器製品のメーカーにもの申す
 ◆ 【編集後記】 環境先進国のリスク!?
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        環境配慮型のオフィスを目指せ
         行政が『社会問題』ととらえ
           ドイツ・エアランゲン市
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  ドイツ南部のエアランゲン市の環境局はこのほど、『オフィスにおける環境保全』という冊子を発行。市内の企業、公的機関、大学などのオフィスに配布した。

 89 年から 2002 年にかけて、市内の分別のできない『残りゴミ』が 55 %減り、リサイクルゴミが 3.5 倍に増加。しかもゴミ全体の量も減少と、循環型のゴミ状況になりつつあることを環境局は今年 1 月に発表。今後は企業への啓発に注力していくことを明らかにしていた。今回の冊子作成はこれをうけたかたちだ。

 冊子は A5 サイズの 16 ページ。ゴミの分別やリサイクルペーパーの使用推進、照明や暖房の適正使用、といった簡単なもので目新しいものはない。だが、細かな数字なども掲載したほか、詳細情報を得るためのホームページの紹介がなされている。あくまでも従来からある省資源行動をさらに促進させるのがねらいだ。

 内容については、総合電気メーカー、シーメンスの環境管理のマネージャーと環境局局長ユルゲン・セーベルガー博士。そして博士の秘書の 3 者で議論を重ねた。『(専門家ではない秘書を交えることで)専門家も一般の人も使えるようにつくった』(セーベルガー博士)。ちなみに、エアランゲン市は 10 万人あまりの都市だが事務所が多い。また、シーメンス社の一拠点で 24,000 人が同社で働く。自他ともにみとめる『シーメンス・シティ』だ。

 さらに同市は数年前からベンチャー企業の育成、誘致を進めていることから『新規にエアランゲンにオフィスを構えた企業にもアピールしたい』とマレーネ・ヴエストナーさん(法律、公安と環境保全担当部の責任者)はいう。冊子は 3000 部作成。3月 中に約 700のオフィスに配布した。

 さて、ドイツの環境問題は社会運動からはじまり政治運動にシフトした。企業では一歩後れて 90 年代半ば以降本格化。これとともに、省エネが経費削減につながるという経済的動機も手伝って、環境オタク然とした管理職も増えてくるが、一般の社員はそれほど積極的ではない、という状況も生まれた。環境局はこういう状態を『社会的問題』と捉えているのが特徴で、いわば今回の啓発活動は行政が社会問題に対して働きかけるかたちだ。

 ちなみに同市の電気の使用量は 4 分 3 が事業用。オフィスの環境配慮を進める価値と必要性は明らかだ。(了)

(『週刊京都経済』 2003年4月21日付に掲載分)
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           電器製品のメーカーにもの申す
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 エアランゲン環境局の技術関係の専門家、ハンス ヘインリッヒ モーリッツさんによると、最近の電器製品の設計には問題があるという。

 CDプレイヤーなどのオーディオ機器の中には 230 ワットから 12 ワットにかえる変圧器を組み込んでいる。問題は変圧器の位置。以前は電源のスイッチのあとに変圧器があったが、コストの問題でスイッチの前に組み込まれている。そのため、電源のスイッチをオフにしていても絶えず変圧器が機能している状態だという。

 『古いスタイルの設計に戻せば、ドイツで 3 つの原子力発電所が閉鎖できる』と同氏は指摘する。昨今、電気製品も省エネ型のものが増えたが、コストの問題で逆に消費電力が増えるような製品もあることがうかがえる。(了)


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【編集後記】 環境先進国のリスク!?
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◆一家でドイツ・エアランゲンに引っ越して1年が経ちました。昨年の今ごろといえばダンボール約130個の引越し荷物が日本から届きました。仕事部屋とリビングの一角を箱が占拠していました。

◆日本での梱包は引越し屋さんにお願いしたので、1日で手際よくすみましたが、荷解きは私と妻の2馬力。そこへ小さな子供3人がいるため、実質1.5馬力。毎日少しづつあけていくしかなく、マラソンのような作業になりました。それにしても感心したのが引越し屋さんの梱包。破損はゼロでした。

◆ところで、日本には事務用品などを通信販売する会社があります。注文して翌日に届くことから、私も日本にいるころよく利用しました。少し前の話ですが、ドイツにも同様のサービスを行う会社があることを知り、さっそくコピー用紙など事務用品を何点か注文しました。

◆ところが、届いたコピー用紙の包装は破れ、プラスチック製品のいくつかは破損しています。『忘れてたここは、ドイツだった!』と妻と顔を見合わせたものの時は遅し。ドイツの包装はいたって簡単。さすが、環境先進国といいたいところですが、内容物の破損ということがしばしばおこります。事務用品の通販会社、商品に破損があればすぐに取り替えてくれますが、人ごとながら破損による会社の損益は年間どのぐらいあるのだろうか、とふと考えてしまいました。

◆話はもどって、日本から送られてきた我が家の引越し荷物。大切にしている食器類なども割れなくてよかったと喜んではいるものの、たくさんの緩衝材や箱が残りました。状態もよいので捨てるのがためらわれ、今も地下室に眠っています。(高松 平藏)

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■■インターローカルニュース■■

発      行 : インターローカルジャーナル
http://www.interlocal.org/  
発  行  人 : 高松平藏 
発  行  日 : 不定期
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