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ドイツ発 わが輩は主夫である
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ドイツの地方都市(妻の故郷)に家族5人で住んでいます。私は昭和44年生まれの関西出身。ドイツへの移住に伴い、我が家の『家庭内人事』でいわゆる主夫に。3人の子供と奮闘しつつ、育児とは、家族とは、それを取り巻く政治、社会、経済、文化にまで広げて考えるコラムです。


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『ドイツ発 わが輩は主夫である』 (マガジンID:0000138289)

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配信内容
 名      称 : ドイツ発 わが輩は主夫である
 発      行 :高松 平藏
 発  行  日 : 不定期


発行者について
発行者の高松 平藏(たかまつ へいぞう)はドイツ在住のジャーナリスト。98年年から2年間、妻の故郷であるドイツ・エアランゲンに家族とともに滞在。一旦帰国するが、2002年4月から再び同市へ。家族は妻と3人の子供。
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以下のようなメールマガジンがお手元に届きます

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  ●ドイツ発 わが輩は主夫である 【その1】  
 ● (2004/9/6 発行)
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登録ありがとうございました。
ドイツ地方都市、エアランゲンからお送りいたします。
(エアランゲンってどこ?? → www.interlocal.org/Erlangen.htm )

発行人 高松 平藏

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  家庭内人事
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 程度の差こそあれ、結婚はそれまでの生活が変わる。そして妻が妊娠し、出産、子供ができると、これまた生活に変化が出てくるものだ。

 私の場合は結婚の翌年、1997年に長女が生まれた。2000年には次女が、そして2001年には長男が生まれた。当然子供が増えるごとに生活のリズムはかわってくるし、子供たちが幼稚園に通いだすと、それに応じた生活パターンを作らなければならない。ここまでくると、『○○ちゃんのお父さん』とか『○○くんのお母さん』という立場は確固たるものになる。

 さらに、我が家の場合、引越しが重なる。まずは98年から2年間エアランゲンに住んだ。2000年に帰国したが、2002年から再びエアランゲンに住むことになり、今にいたる。

 私も妻も商社の駐在さんというわけではないし、ドイツに留学にきたというわけでもない。基本的には完全に自由意志だ。だから引越し費用は当然自前。我が家は典型的な引越し貧乏だ。そんな具合であるから結婚以来ドタバタが続き、ここ1、2年でようやく水平飛行にうつったという実感がある。もっとも、なぜエアランゲンなのかというと、妻の故郷だったという理由はあるが・・・。

 たびたび生活の環境がかわるということは、そのたびに家庭運営の組織改革が必要になってくるということでもある。まず長女が生まれた時には妻が仕事をやめ、家庭運営でも最も大仕事である子供の面倒を見るということを担当することになった。早い話が専業主婦だ。私のみが家庭運営費の『円』調達担当になった。

 次の組織改革はエアランゲンに引越した時だ。私はドイツ語はできない。どう考えても効率よく『マルク』、あるいは『ユーロ』を調達するのは難しい。今度は妻が家庭運営費の調達担当になった。環境の変化に対して適材適所の人事異動を行った結果というわけだ。で、今度は私が主夫というわけである。

 ところで、これまで家庭は会社に付随していたのが日本だった。上司の引越しを手伝ったり、会社の一存でひょいひょいと転勤するなどというのはどう考えても家庭が会社に振り回される関係だ。ところが、この図式はいまや崩れている。リストラにもめげず、柔軟に人生設計をという考えも広がりつつあるわけだが、平行して考えるべきは、家庭内でも環境の変化にしたがって、人事異動をしてみるというのもアリだと思うのだがいかがだろうか。

 もっとも体験的にいえば、人事異動も前提になるのは夫婦間の価値観の共有化ということからはじめなければならないと思う。そうでなければ、なぜ、自分だけ働かなければならないのか、なぜ自分は主夫あるいは主婦に甘んじなければならないのか、という不満がもたげるからだ。(つづく)

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【執筆後語】
◆第一回目のメルマガいかがでしたでしょうか?少々堅苦しいと思われたかもしれませんし、物足りないと思われた方もおられるかもしれません。気長に読んでいただければと思います。

◆先週末からドイツは『ラスト・サマー』といわんばかりの晴天。もっとも温度は23〜25度程度。それでも昨日の日曜日、家族でプールに行きましたがかなり一杯。今年はドイツは冷夏でしたから、『ラスト・サマー』を満喫しようというわけですね。

◆日本は台風に見舞われているようですね。ドイツの新聞、テレビでもニュースになっていました。どうぞ、皆様ご自愛ください。

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