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大阪日日新聞 (Osaka Nichinich Shinbun) 2003-07-22

独と日本どう違う?
身近なゴミ問題、交通、教育から国政まで

文化情報誌オブザーバー 高松さん夫妻が共著出版

 大阪市発行の文化情報誌『C/P(カルチャーポケット)』の編集オブザーバーを務める高松平藏さん(33がこのほど、ドイツ人の妻、アンドレアさん(39 )との共著『エコライフ ドイツと日本どう違う』(四六版224ページ、税別1,500円)を出版した。

 生活習慣を通して、ドイツと日本の環境への取り組みを紹介。ゴミ処理や買い物袋といった身近な話題から、交通、教育、国政に至るまで幅広い取り組みの違い、共通点を探る。

 高松さんがメールマガジン『グリーンベンチャー環境ニュース』で連載していた『環境レポート』をベースに、ドイツと日本で追加取材し、三年がかりで仕上げた。

 同書は、ニつの国の環境事情を高松さんがレポートし、アンドレアさんがコメントするという形式で紹介。買い物袋持参が常識になっているドイツとの意識の違いや、車利用を減らすための取り組み、環境教育、経済とのかかわりまで分かりやすく解説している。

 フリージャーナリストとして活動する高松さんは、翻訳や通訳などでアンドレアさんのサポートを受けることが多い。意見がかみ合わず、議論になることがしばしばだというが、『その口論が比較文化論的な視点につながり、議論をそのまま本にした感じ』と笑う。最終章には2人の対談も掲載されている。

 高松さんは、『日本とドイツはいずれも世界有数の消費文明大国』と指摘する。『ライフスタイルの見直しで環境負荷の低い消費文明にできるかどうかが問題。本書が、エコライフについて考えるきっかけになればうれしい』と話している。

 全国の書店で販売中。問い合わせは電話075(352)3711、出版社『化学同人』へ。

 

 

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